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HOME>診療内容>保険診療>泌尿器科>女性泌尿器科>膀胱炎
排尿時痛や血尿があり、診療所やクリニックを受診された際に実際に行なわれる検査や、治療について説明します。ここでは、一般的な細菌性の急性膀胱炎について説明しています。
膀胱炎の診断には問診が欠かせません。排尿の状態や、最近の排尿状況を確認します。問診により原因などを検討していきます。診察は通常、腹部の診察があります。下腹部の痛みや違和感がある場合、婦人科的疾患や消化器科的疾患などがないことを確認しています。
尿を容器にとって尿の成分を調べます。尿の蛋白、糖、ケトン体、潜血反応などを確認します。更に泌尿器科などの専門医では、尿中にどのようなものが出ているかを顕微鏡レベルで分析します。尿を取る際は、排尿途中で容器を差し込み採尿することが大切です。
尿中に炎症所見があり細菌感染を考えるときには細菌の種類を同定する検査を行ないます。これは自分で排尿した尿を詳しく分析する検査です。さらに細菌が同定された場合、どんな抗生剤が効果あるかを判定します。
上記の様な診察や検査で膀胱炎の診断を行ないます。症状に応じて、超音波検査や排尿状態を確認する検査を行なうこともあります。
急性の細菌性膀胱炎には、抗生物質を使います。使用するお薬は、年齢は妊娠の可能性の有無などにより異なります。重症度や抗生剤の種類により3日~5日間、抗生物質を服用します。症状が改善しても、感染を完全にコントロールするためには処方された抗生剤を飲みきることが大切です。漢方薬も補助薬とし使用することもあります。漢方薬には尿量を増やしたり、体を温めたりする作用があるため抗生剤と併用して使用することも多いです。
きつかわクリニックの膀胱炎の治療で使用する漢方薬についてはこちら>>>膀胱炎の治療は、お薬も重要ですが、飲水量や休息も大切です。患者さんごと状態を把握し、飲水量を指導し、生活の中のアドバイスも行なっております。
食事や飲みもの等に含まれ刺激物を避ける工夫も役に立つかもしれません。何回も繰り返して膀胱炎になる方の場合、食事による影響も考えられる場合もあり管理栄養士による食事指導も行なっております。
詳しくは、間質性膀胱炎のページをご参照ください。
内服や生活に注意してお過ごしいただき、落ち着いた段階で再度尿検査をお勧めしています。効果のある薬を内服していたか否か、尿はきれいになっているか否かを検査し、他に膀胱炎の原因がないか確認すること重要と考えています。
膀胱炎は人によって何度も繰り返す場合があり、かかった人は再発しないように、経験のない方でも予防をしっかりとしておくことも大切です。膀胱炎の予防は「細菌の侵入を防ぐ」、「細菌を増やさない」、「抵抗力を保つ」を心掛けましょう。
「細菌の侵入を防ぐ」の意味は、膀胱の中に菌を入れない様に清潔をたもつと言うことです。女性は尿道と膣や肛門が近くにあり、尿道から膀胱に菌が入りやすくなっています。膀胱炎は大腸菌の感染によって起こることが一般的で、局所の清潔を保つように心がけることが必要です。また便秘気味の人も膀胱炎になりやすいと言われていますので、便秘にも気を付けましょう。
排尿後はウォッシュレット機能のビデ洗浄を使用するのは控えましょう。さらに排尿後に「拭く」ことは尿道の負担を増やす可能性があり、「拭く」のではなく、「当てて吸い取る」様にします。トイレットペーパーを動かさず、5~10秒程度押し当てて残った尿を吸い取ってください。
排便後は前から後ろに拭くようにし、尿道に大腸菌が触れるリスクを少しでも減らすように工夫しましょう。生理ナプキンやおりものシートは、3時間おきなど、こまめに交換するようにします。しかし、清潔を保とうとして、シャワートイレなどで過度に洗浄すると逆に炎症を起しやすくなりますので注意が必要です。
性交渉時には細菌に感染しやすくなります。特に膀胱炎になりやすい女性は、万一、細菌が尿道に侵入しても尿で流し出せるよう性行為後は排尿する習慣をつけ、尿道や膀胱に入った細菌を排出するよう心がけましょう。また性交渉を通じて感染することが多いため、不特定多数との性交渉を避けることが必要です。さらに性交渉の際にコンドームを着用する心がけも大切です。
細菌を増やさない」の意味は、膀胱内で菌を増やさないということです。 膀胱に貯まっている尿には、細菌の繁殖に必要な栄養分が含まれ、そして体の体温で繁殖しやすい温度が保たれています。トイレを我慢し、膀胱に尿を溜め込むことを続けていると、膀胱に炎症を起こしやすくする可能性があります。トイレは我慢せず、尿意がなくても3~4時間ごとにトイレに行く習慣をつけ、膀胱内の細菌を早めに排出するようにします。また、水分摂取量を増やすことで排尿回数が増え、膀胱に尿を溜めない様に意識が働くようにする事も重要と考えられます。
「抵抗力を保つ」の意味は、ストレスや無理なダイエット、過労などはなるべく避け、身体を健康に保つように心がけると言うことです。風邪を引き、睡眠・栄養が不足している時は、体の免疫力が低下し細菌に容易に感染してしまいます。また、体が冷え、血流の低下などが起こると膀胱や膀胱の周りの機能が鈍くなり膀胱炎の原因になることが考えられます。 体を冷やさないようにし、軽い運動などで血流の滞りをなくすような生活を心がけましょう。
膀胱炎になった場合、泌尿器科での受診をおすすめしています。
内科や婦人科などでも、診察はしてくれますが詳しい尿検査(尿沈渣)や尿培養が行われない場合もあります。耐性菌の問題や再発などもありますので、できる限り泌尿器科で受診をしましょう。
まずは薬をきちんと飲み、水分を取ってください。取り過ぎにも注意が必要です。症状を早く軽減させるためにも、薬はきちんと指示どおりに飲みましょう。体を冷やさないことも重要です。
抗菌剤の中には、赤ちゃんに影響がでるくすりも多く存在します。そのため、かならず医療機関でご相談ください。
尿検査で典型的な膀胱炎の所見は無くても、膀胱炎と同じように残尿感や排尿時の痛みを感じる患者さまもいらっしゃいます。一度、泌尿器科専門医のきつかわクリニックでご相談ください。
米国で水分を一日1.5L以上飲んだ人の方が、尿路感染症の再発が低かったとの報告があり、尿路感染症のリスクを低減すると考えますが、日本人での至適用量は不明で、個々に合わせた指導が必要です。
きつかわクリニック 泌尿器科専門医 吉川慎一
2021年6月9日作成 最終更新2021年8月2日
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